(1) 送電線における電圧変動ΔVが、一般に有効電力Pよりも無効電力Qによって支配的に決まる理由を、送電線のインピーダンス(抵抗R,リアクタンスX)の特徴に触れながら、150字程度で説明せよ。
(2) 送電線の電圧変動が「無効電力で決まる」とは言いにくくなるのは、どのような条件のときか。二つ挙げ、理由を含めて、合わせて200字程度で説明せよ。
高電圧送電線では一般にリアクタンスXが抵抗Rより十分大きいため、RP項よりXQ項が卓越する。このため有効電力Pより無効電力Qの変化が電圧を左右しやすい。
(2) 一つは線路抵抗Rが無視できず、R/X比が大きいときである。この場合はRP項の寄与が増え、無効電力Qだけでなく有効電力Pの変化でも電圧が変わるようになる。
もう一つは送受電端の相差角が大きいときで、相差角が大きいときは近似式が成り立たないため、無効電力だけで単純に決まるとは言えなくなる。
